Here and Now!

プリキュア・セラムン・はやブレ・極上生徒会とかに対する妄想と戯言の百合発言が多いブログ。百合に対して嫌悪感を感じる方。百合って何という方には観覧をお勧めしません。

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Now or Never 4

期間がだいぶあいてしまった…。
これだけ長くなりました、というか他を短く切りすぎたのか。
構成って難しいなぁ……と。





now or never 4


―私はどうして走っているのだろう、どうして泣いているのだろう……。

 自分でもわけがわからないまま走り続けて亜美は自宅マンションの前に来てようやく立ち止まった。息を整え一回深呼吸をしてから自分が走ってきた道を振り返る。
「何やってるんだろう、私……」
 まことは驚いたに違いない。自分でも自分の行動に驚いているのだから。
 玄関の鍵をあけた。母は昨日から出張に家に入って週末まで居ない。母が居なくて寂しいと思うこともあるが、こんな時は一人で居られるのがありがたかった。いつものように手洗いうがいをしに洗面所へ行くとそこに鏡に映った自分の顔が情けなくて亜美は苦笑した。
「明日学校でまこちゃんにどんな顔をして会えば良いのかしら……」
 隣で話しているだけで嬉しくて、楽しかった。自然と笑顔になっていた。いつかだろう、それが少し辛くなったのは。自分に笑顔が向けられる度に彼女への想いを打ち明けたかった。だけどできなかった。
 浦和はどれほどの勇気を持って自分に告白してきたのだろうか。彼と自分では全く状況が違うけれど、それでも自分の想いしっかりと伝えてきた浦和は凄いと思った。
 ―僕、逃げませんでしたから。亜美さんも頑張って下さい。
 自分に正直になってどんな壁にもぶつかっていこう、昔から変わらずそう思っているのに自分の気持ちに正直になるのが怖い。自分と向き合うことが怖かった。私は女の子で、彼女も女の子。どうしてこんなに彼女に魅かれるのか。生物学的に、道徳的に、こんな想いを持つのは間違っている。そう思いながらも彼女への想いが断ち切られることはなかった。
「……塾行かなくちゃ」
 授業に身が入る気がしなかったがそれでも何かしていたい。そうだ、自分は受験生なのだから勉強に集中することだけを考えていればいい。そう自分に言い聞かせるようにして亜美は塾へと向かった。



 案の定、授業にしようとしてもできず、亜美にしては珍しく講師に注意された。仕舞いには最近集中力が散漫しているのでどうしたのかと個別に話し合いまで行った。新学期早々こんな状態では仕方ないのかもしれない。このもやもやした気持ちを抱えながら明日はどんな顔をして学校に行けばいいのか、そんなことを考えながら亜美は塾を出た。

 秋も始まったばかりだというのに思ったより外風が冷たくて亜美は身震いをした。
「何か、あったかいものでも買って帰ろうかしら……」
 ふと亜美はそう口にした。
「それならちょうど良いなぁ。うち今日はシチューだからさ、暖まるよ?」
 後ろから急に声がして驚きつつ振り返ると
「……ま、まこちゃん!?」
「塾、お疲れ様。亜美ちゃん」
 そこにはまことが立っていた。

「ど、どうして……?」
「や、亜美ちゃんのお母さん今週出張だって言ってたでしょ?今日たまたまシチュー作りすぎちゃってさ、良かったら亜美ちゃんもどうかなーと思って」
「それで待ってたの?」
「うん。亜美ちゃん晩御飯まだでしょ?」
「えぇ……」
「来てくれたら嬉しいんだけどな」
そう微笑むとまことは亜美の手をとって歩き始めた。
「ちょ、ま、まこちゃん?」
「来てくれる?」
 寂しそうなそれでいて少し悲しそうな顔で尋ねられて、嫌だなんて言えるわけがなかった。
「えぇ……」
「ありがとう」
 それを聞いてまことは立ち止まってほっとしたように亜美に笑いかけて手を離し歩き始めた。

 まことの家に着くまで二人は何も言わずただ歩いていた。まことは何か言おうという素振りは見せず、亜美は何か言いたかったけれど、何も言えずただまことの隣を歩き続けた。

 アパートに着いてまことは玄関の鍵を開ける。
「お邪魔します……」
 と言って亜美はまことの家に来たのは久しぶりだと気づいた。よく塾が終わった後に一緒に夕食を食べたりしていたけれど、最近はまことのことを意識するたび辛くなり少し前から何かと理由をつけて断っていた。
「うん、いらっしゃい。あ、今シチュー暖めるから座って待ってて」
そう言ってまことはキッチンへ向い。
「じゃあ、私はお皿出すわ」
 亜美もそれに続いた。
「あーじゃあお願い」

 下校中のことを聞かれたらどう答えようか亜美は不安だったが、まことは特にそのことに触れることはなかった。久しぶりにまことと二人で食べる料理はやっぱり美味しくて、楽しくて、そして少しドキドキしてしまう。でも友達にそんな想いを持っている自分が嫌で、でもどうしようもなくて。片付けも終えた亜美は早々に帰ろうとした。

「まこちゃん、それじゃあ私そろそろ……」
「もう帰っちゃうの?もうちょっとゆっくりしていけば?」
 少し寂しそうに言われ決心が揺らぎそうになった。
「でも明日も学校だから」
「……」
「それじゃ……」
 そう言って亜美は玄関へと向かった。
「待って」
 まことが亜美の手を掴んで引っ張ったので亜美は驚いて小さく悲鳴をあげた。
「ま、まこちゃん?」
「あのさ、亜美ちゃん家来るの久しぶりだよね」
「え、ええ……」
「最近、あたしのこと避けてない?あたし亜美ちゃんに何か悪いことしたかな……今日だって……」
 まっすぐと亜美を見つめる瞳が悲しかった。
「あたしが気づかない間に何か気に障るようなことしたら謝るよ、だとしたら言って欲しいんだ。そうじゃないとあたしわからないよ……」
「そ、それは……」
「じゃあ、どうして避けたりするのさ、今だって逃げるみたいにすぐ帰ろうとして」
「そ、そんなこと……」
「あたし、亜美ちゃんに嫌われちゃったのかな」
 まことの目に涙が溢れ、そしてこぼれた。
「違う!……違うの!」
 傷つけた、まことを傷つけてしまった。それがすごく悲しくて、自分の気持ちがもどかしくて。
「私……」
 苦しかった。
 辛かった。
 ずっと伝えたかった。
 でもどう思われるか、それが怖かった。
 逃げていた。
 大切な人を傷つけているとも気付かずに。
 もう、逃げるのはやめよう。
「……好き、なの。まこちゃんのこと」
 はっきりとまことの眼を見てそう告げた。
 逃げない。どんな結果が待っていようと、後悔はしない。
「大好きで、側に居るとドキドキして自分がどうして良いかわからなかった……だから、ごめんなさい」 ごめんなさい。傷つけてしまって、こんな自分<わたし>で。
 見つめていた目を少し伏せるとまことが一歩近づいてきて亜美をふわりと抱きしめた。
「……どうして謝るのさ?」
「だって……」
「あたし……あたしも亜美ちゃんのこと好きなんだ」
「!」
「亜美ちゃんといつも一緒に居たいって、そう思ってる」
「ま、まこちゃん……本当に?」
「亜美ちゃん……好きだよ、大好き」
 亜美を抱く手に力がこもった。ただ抱きしめられていた亜美もまことの背中に腕を回した。お互いの体温だけを感じる。鼓動が高鳴って全身が熱くなる。でもそれが心地良かった。夢なんじゃないか、そう思ってしまうほど現実感がなくて幸せだった。
 まことは亜美を抱きしめていた手を緩めて両肩においた。まっすぐに見つめる瞳。亜美はそっと目を伏せた。二人の距離がゆっくりと縮まっていく。唇が重なる。それはすぐに離れたけれどその感触だけは長く長く残っていた……。





な、なんか考えていたプロットとだいぶ違うものになりましたorz
お話を書くって本当難しいですね。
楽しんで読める他の創作サイト様方を心から尊敬。

亜美ちゃんが告白しようと思ったらもっとしっかり言ってくれそうな気がするんですが、
実写の亜美ちゃんが友達って何だろうみたいに悩むように
思春期の子たちって色々悩むんだろうなーとか考えていたら
告白なんてできない!っていう感じの亜美ちゃんになってました。
道徳的価値観をしっかり持ってる子な気がするので色々悩みそう。

まこちゃんは恋したら全力投球なのであまり考えずに好きだから好きって感じで
多少思うところはあってもあまり気にしないでまっすぐで居て欲しい。

恋愛って難しいだろうなぁ、特に同性だと不安定な印象があるんですが
その点まこ亜美はなんか大丈夫そうだからすごく好き。(何だそれ
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| まこ亜美 | 2009-10-01 | comments:0 | TOP↑

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